ZENの生い立ち
長野市に本拠地を置き、名称は善光寺にちなんでいます。
2003年、故塩沢前会長らが「オヤジ達が大声で歌って、平成不況を吹き飛ばし、長野に元気を呼び起こそう」と呼びかけ発足しました。
当初、経営者協会や商工会議所中心に呼びかけたため、地域、企業のリーダーが多かったのですが、現在は男声合唱を愛する北信地方のあらゆるメンバーが集結しています。
団歌はズバリ「信濃の国」。
指導は当時長野市内の校長先生だった宮下荘治郎氏にお願いし、現在に至っています。団員は40人程度でしたが、男声合唱団の空白地だったことと、男声の重厚なハーモニーに魅せられ、発足以来順調に団員数が増え続け、現在は高齢者の引退などの減はありますが、70~80人の実働メンバーで地方としては有数になっております。
何せ成り立ち故、殆どが素人集団で唱歌の2部合唱くらいからのスタートでした。
発足2年目に縁あって六本木男声合唱団とジョイントコンサートを決行してから、向上心に火がつき、地域でもそれなりに評判になって、演奏会は常に1000人以上、色々難曲にも挑戦しております。
しかし宮下先生の軽妙洒脱な指導もあり、あくまで楽しくなごやかな雰囲気は発足以来変わっておりません。
第1回演奏会は2006年、メーンステージは多田武彦氏の隠れた名曲「観音」でした。
それ以来2018年の第8回演奏会まで、「柳川風俗詩」「富士山」「月光とピエロ」「枯木と太陽の歌」「雨」「永久ニ」など男声の定番をこなしています。
また本団と縁の深い鈴木憲夫氏には「般若心経」「雨ニモマケズ」の男声版編曲を委嘱して初演しており、第10回では同様の委嘱で「REQUIEM」男声版を初演する予定です。
第8回は樋本英一氏に客演指揮をお願いし、難曲「祈祷天頌」を歌いました。
2014年からはボイストレーナー、移川澄也氏に指導をお願いしており、数だけという自虐ネタに陥らぬよう技術面の向上を鋭意目指しております。
この間、2007年に発足した長野県男声合唱フェスティバルのコアメンバーとして持ち回り演奏会は、10回を数えました。
さらに2020年7月、長野市開催第8回全日本男声合唱フェスティバルのホスト合唱団を務める予定でしたが、新型コロナの影響で中止となり、オンラインでの公開となりました。
とにかく面白く楽しいことをやろうと、2008年には六本木男声合唱団や新日本フィルなどとサントリーホールで「男だけの第九」に参加し、2012年には北京、石家荘、上海などの中国公演を企画しましたが、直前、日中間の政治問題で中止となり断念しました。
北陸新幹線延伸時の2015年に金沢、富山の男声合唱団とのジョイントコンサートは盛り上がり、沿線地域との絆が深まりました。
又、海外マレーシア公演も企画し準備をしておりましたが、新型コロナ拡大の影響で中止せざるを得ず実現できませんでした。
現在は、単独演奏会の他、海外公演も含め企画しています。
課題はやはり10数年経過して忍び寄る高齢化です。今後の若手の強化も重点の一つとなっています。是非さらなる若手の参加を願っております。
練習について
場所: もんぜんぷら座地下ホール
曜日: 毎週火曜日
時間: 18:30~20:30